Statement

January 17, 2017

写真を見てあの日を思い出すように。音楽を聴いてあの瞬間にもう一度巡り逢うように。

 

ピアノ教室の帰りに見上げたオリオン座。補助輪付きの自転車で駆け下りたあの坂。七夕飾りの下を通り過ぎた瞬間の風。自転車で二人乗りをしながら見た星空。暗い部屋の中に浮かび上がった窓と花。溶け込んでしまいそうな薄紫の夕暮れと木々のさざめき。あたたかく光を反射していた夜の海の水面。

それらはわたしの記憶の中で過去と現在をつなぐ点として機能している。記憶という心の置き場所。

 

 

年を重ねるにつれてどんどん濁っていく気がする。

でも、それでも。

わたしは諦めたくないのだ。

純粋さなんてものが例え模造品だとしても、わたしの心を肯定したい。

Please reload